おながわ秋の収獲祭2024
開催にあたり

　1988年、女川港に水揚げされる秋刀魚の美味しさを全国に発信するため、水産関係者が中心となり企画した「おながわ秋刀魚収獲祭」開催から通算26回目を数えます。ここ数年は秋刀魚を取り巻く環境は厳しさを増すばかりで、全国有数の秋刀魚の水揚げを誇る女川町は、環境の変化に柔軟に対応し、次の時代へ向けた新しい祭りの在り方を模索していくなかで2020年に「おながわ秋の収獲祭」へと祭りの名称を改名しました。

　そんななか、今年は女川港で約6年ぶりに秋刀魚の水揚げが8月に行われたという嬉しいニュースがありました。このまま漁が続きますようにと願いながら、秋刀魚を中心とした秋の味覚をご提供できるよう、最大限の準備を進めて参ります。

　お祭りの見どころの一つは30ｍのＵ字溝を１直線に並べた炭火焼です。より沢山の方に安定した品質で味わっていただく事を目的として、私たちの先輩方が試行錯誤を重ねた結果に発明された「女川式」の焼き秋刀魚はまさにここでしか味わえません。また毎年ゲストとファンが一体となって盛り上がりをみせるステージイベントや、キッチンカーなどの出店も楽しみの一つです。ステージを観ながら、海を眺めながら秋の味覚に舌鼓を打ったりと、思い思いに楽しんでいただければ幸いです。

　海と、秋刀魚の水揚げに携わる多くの方々への感謝を忘れることなく、このお祭りを通じて「おながわの美味しい」を多くの人に届け、魚食普及と消費拡大、女川町の産業振興に大きく貢献することを目指して参ります。お越しの皆様には心から楽しんでいただき、女川町が笑顔で満ち溢れる日となりますことを心より願っております。

令和6年9月2日
おながわ秋の収獲祭実行委員会
委員長　鈴木　伸輔