獅子舞とは [女川町では獅子振りと呼ぶ]
つくりものの獅子頭をかぶって踊る獅子舞は(女川町では獅子振りと言います)全国至る所で、様々な形で行われています。
獅子舞は、宮城県でも石巻地方の海岸地帯に多く見られ、正月に悪魔祓いと大漁祈願、家内安全を願って笛、太鼓のお囃子で獅子が家々を一軒一軒廻る。女川町の各浜に伝わる獅子舞は、浜ごとに獅子の顔がすべて違うとともに、男獅子と女獅子があり、浜によって異なります。
「虎は千里を走り還る」という中国の故事にちなみ、 海洋で漁に出ている家人の無事な帰港を願う気持ちと大漁を願うものが元来の悪魔払いや魔除けの願いに追加されたものと考えられます。
おながわみなと祭りでは、各地区の獅子が船に乗り、女川湾内を勇壮に舞う「海上獅子舞」が行われます。船上で舞った獅子は、その後岸壁へ移り、お囃子と観客の声援を受け演舞します。